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V63VE V63JY V63JQ  Yap Is. DX vacation


YJ0AVE Log Search Page         2008年大和クラブ ヤップ島Expedition

                                                                               JA8VE 齋藤邦夫


運用期間:2008年4月9日〜4月16日
   V63JQ 中山 寿(JA1KJW)
   V63JY 松井重雄(JA1JQY)
   V63VE 齋藤邦夫(JA8VE)

この報告では我々が滞在し運用した「ESAベイビューホテル」及び、実際に行って調査し再訪するならこの場所と思われた「ビレッジビューリゾート」について記載してあります。


 2008年4月8日早朝、嵐の中自宅を出ました。最近は重い荷物は宅配で成田空港まで送ることが出来るので(年寄りには)助かります。
 これまでV63は、Yap以外のチューク・ポンペイ・コスラエの主要島へは行きましたがYapだけ行っておりませんでした。
 Yapは、成田からコンチネンタル・ミクロネシア航空でグアム経由ワンホップの近い所です。
コンチは、ビジネスクラスでもそんなに割高ではないので、預け荷物の重量も機内食事も格段に違いますので、奮発して全員ビジネスクラスで行きました。
 



機内でシャンパンで乾杯 座席はゆったり、豪勢な気分?です


機内食 エコノミークラスに比べると大分違います。私はマーシャル赴任時、いつもエコノミーのまずい機内食を食べていましたので、余計にビジネスクラスの有り難さが分かります


グアムで津高OMと会食 グアムで1泊が必要ですが、赴任されていたJA3VXH/KB7OBU津高OMにグアム市内を案内していただき中華料理で夕食をご一緒しました 


フライトは、グアムを早朝6:00に出発し7:30にはYapに到着です。空港からコロニアまでは数キロの距離ですから8時過ぎには、ESA Bay View Hotelに着きました。このBayと言うのはChamorrow Bayのことです。ホテルは、本当に海に接して居ました。


Yapの若者の出迎え 空港の通関を出たところで観光客には民族スタイルの若者が歓迎の花冠を付けてくれました


Yap島の地図 Yap島はYap州の主島で、主要機能はコロニアと呼ばれるチャモロ湾周辺に集中しています



ESA Bay View Hotelは、チャモロ湾の南側の真ん中辺にあります。調査してExp運用に適していると思われた場所は、地図で矢印で示すMaap地方の北東部にあるVillage View Resort(後述します)です。


ESA Bay View Hotelの前側 滞在したホテルの正面側(南側)、駐車スペースと直ぐ道路がある


ホテルの後ろ側 本当に直ぐ海になっていた


ホテルの東側、部屋の下 少しの庭があり、ここにHexbeamを設置したが動作がおかしく結局撤去した。あまりにも狭く思うようにAntが張れない


参考:ESA Bay View Hotel配置図 ここをクリック
 

日本から持って行ったスパイダービームもヘックスビームもこのホテルの敷地では設置することが出来ず、結局窓や廊下から屋上方向へ向けてポールを出しDPを張っての運用となった。
 

(写真09 運用中のV63JY松井OM )

(写真10 運用中のV63JQ中山OM )



(写真11 運用中のV63VE齋藤 )


このホテルは、Antの設置と言う面で決定的に不適当でしたが、コロニアにあるため、歩いて行ける距離にレストランやスーパーマーケットがあり便利でした。スーパーでは果物も安く食べ頃のパパイヤを買って来て食べました。

レストランで カレーとココナッツジュースの昼食


パパイヤの調理 と言っても切るだけです。ただ、食べ頃を見分けるのは、インドネシアやマーシャル滞在の経験から私の役割です

(写真14 パパイヤ・タイム ティー・タイムならぬパパイヤでの休憩) 



今回のYap滞在では、コンタクトした Nature's Wayの島内ツアーとホテルがパッケージになっており費用は一括して払う形式でした。
島内観光は希望して戦跡と北端のVillage View Resortまで行きました。もう一日はマンタが見られると言うMiil Channel近くでスノーケリングで魚たちに面会、船で各地にある伝統的な集会所等を見ました。
 

旧飛行場にある航空機の残骸 第二次大戦での旧日本軍の航空機の残骸が集められて放置されてある。向こうに見えるのは確か気象台のパラボラ


旧軍の無線機 零戦の残骸と思われる所から外へ引き出されてあったもの。写真を撮り又中の方へ押し込んでおいた。銘板は無く型式不明


カダイ村の石貨 昔々パラオからカヌーで運ばれた今も価値のある石貨。Yapはこの石貨で有名



ローカルフードのランチ ツアーでのランチ。なかなか美味しかった



Bechyalにあった碑 Yap島北端のベチャルにあった碑


Nature's Wayの安井さんの説明では、この碑は岡山の長島大隊の碑であるとのこと。確かに岡山歩兵大隊の慰霊碑と思われるが、どういう訳か下側半分が失われていた。

○Village View Resort調査結果
 当初ここを候補にNature's Wayへコンタクトしたのですが、現在台風の被害のため営業していないとの回答だった為、やむなくリコメンドされたESA Bay View Hotelにした経緯があります。
 今後YapへのExpeditionを計画される方のためにも、島内ツアーの時に立ち寄って貰いました。

 結論は、ハムの運用には最適と言うものです。
@ANT設置には十分なスペースがあり適当な椰子の木もある。
A十分周囲が開けていて飛びも良さそう。
B2戸1棟のコテージが5棟あり。室内も綺麗、シャワー有り、炊事も出来そう。外に高床の廊下が巡らされていて雨天でも作業が出来そう。
C食事もレストランがある。但し、客の人数に依ると思われるので滞在するときは食事予定を出した方が良いかも知れない。
D南から2棟目が最適。一番南には長期滞在者が居た。
Eコロニアから車で約30分かかる。一人でのExpには不便かも。


ビレッジビューリゾート コテージの前は海、スペースも十分ある


オーナーのAl Ganangさん 本業?は大工さんとのこと。道理でコテージも作りが良い

コテージの部屋 なかなか綺麗

コテージの外観 一つのコテージは2家族で使うことが出来、仕切られている。周囲に高床のベランダが巡らされている


 V63は免許の取得も容易であり、Yapは日本からの便も良いのでグループでのExpeditionには向いているかも知れません。
 Yapは、ミクロネシア連邦の中でも文明と交わることを拒んで来たところと言われています。それだけに古い伝統や文化を残しているとも言えます。ミクロネシアの他の州に比べ、むしろ洗練された観光地と言う感じを受けました。

(了)

 

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