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2010石貨の島YAPへのDXバケーション
JK1EBA 長谷川


大和ARCのメンバー:5名で2010年6月23日〜6月29日の間、ミクロネシア連邦のYAP島での運用報告です。
V63VE (Kuni/JA8VE) 斉藤
V63JQ (Sasi/JA1KJW) 中山
V63JY (Mat/JA1JQY) 松井
V63MCA (Karl/JA3MCA) 橘
V63AKA (Hase/JK1EBA) 長谷川
この報告は、4つある島の北東の島;Maapにある宿「Village
View Resort」を訪ねて運用される方の参考になれば幸いです。
尚、レンタカーの手配も、ホテルのAlexの手配で大変お世話になりました。
・YAP島へ向けて
2010年6月22日6時前に自宅を出て成田第1ターミナル南ウイングに8:30到着。重い荷物は宅配便で成田空港ロビーまで送ることができるので助かる、南ウイングにある宅配窓口で全員の荷物を確認する。
23kg以下の受託荷物を全部で10個持ち込んだ。一人23Kg以下、1個は無料で、料金払って一人2個まで持ち込み可能で5個が有料となり料金は1個当り30$であった。特に持込み機材は、サイズ、重量制限及び料金など変更があるので、その都度各人の荷物リストを作成する等の事前準備が大切で計量ゲートを無事に通過できた。

成田空港 コンチネンタルの
チェックインカウンター
9:30頃に早めのチェックインを終える。
YAP島へはコンチネンタル・ミクロネシア航空機で定刻11:05分に成田を出発、ビールは有料で6$しかもカード払いのみとのこと、機中で1Hr時計を進めてグアム島へは15:20に着陸。
グアムで入国審査を受けて乗り継ぎ待合室へ。
そこで「Village
View
Resort」内でダイビングショップのオーナー、通称ダイスケ氏に会う。約3時間半の待機時間にメンバーが現地の話を聞くことが出来た。

コンチネンタル航空の機内

YAP到着 ダイスケ氏 松井さん 中山さん
グアムからのフライトは、19:35出発し1時間半の飛行で21時過ぎにヤップに到着する。受け取ったBaggageは、雨のためかなりぬれていた。南の島ではスコールは日常的で、預け荷物は覆いもされずに運び込まれるのが当たり前なので、雨対策が必要です

到着の歓迎:YAPの乙女に歓迎されご満悦な2人(橘さん 斉藤さん)

到着荷物の確認
・YAP島の地図
Yap島はYap州の主島で、主要機能はColoniaと呼ばれるChamorro
Bay周辺に集中しています。
運用地に選んだのは、Maap(マーフ)島の北東にある「Wacholab村」。人口約30人の村で美味しい湧き水や、目の前に広がるプライベートビーチの宿ではリゾート気分を存分に満喫できました。

YAP島の地図
・Village View
Resort(ビレッジビューリゾート)の紹介
ヤップ唯一の町コロニアから車で30分、リゾート地になっており現地の人々の生活、伝統、文化、男性集会所、ストーンパス、シーウォール(珊瑚の堤防)など全て見ることが出来て、往時のヤップの生活を偲ぶことができた。

リゾート内にある「RiZE Diving Center」ダイビングと観光は、ここでOK.

満潮時のコテージ:左:WARCのギボシDP 中央:7MHzギボシIVDP

波打ち際に建つコテージ(クーラー、シャワー付き)

干潮時 海側から4棟のコテージの眺め

村の男性集会所 手前は引潮時に撮ったシーウォール(珊瑚の堤防)
このMoon Rize
Restaurantで、朝夕の食事はほとんど済ませることができる。
朝はコーヒー付きで7$/人、昼食も冷やしうどんやハウスサンド等メニューがあり気楽。

Moon Rize
Restaurant
・運用ロケと仮設アンテナ
到着の翌朝は、6時からアンテナ作業スタートとした。50MHz
Spider,21/24/28MHz HEXを上げ、メインのSpider
Beamは中山さんが組立に着手、斎藤さんは3.8VRTを準備、長谷川はTrap付VRTの下準備に掛った。3.8VRTとHEXを上げたところで、7時50分レストランで朝食をとる。

到着の翌朝6時からHEXの組み立て作業を全員でスタート

(左)10MHz逆VDP;(中央)14/18/21MHz
3EL Spider Beam; (右海側)1.8/3.5MHz AKIスペシャル

3.5/3.8MHz Dual Bnad Vertical(By V63VE) 工夫された給電部を覗き込むAKA局(12mH、先端部と根本にコイル)

ヤシの木に吊るした3.8MHz
Trap VRT(left)、Couter Poise(Right)

移動用に軽量・コンパクトに工夫された14/18/21MHzバンザイDP(21MHzのエレメントは黄色のワイヤでGFRPのたわみ止めを兼ねている)

3.8MHz
Vertical(12mH、先端部と根本にコイル)

3.5&3.8MHz 給電部;ローディングコイル&スイッチ,AL線ラジアル:2本

海面から立ち上げた3.8MHz
Trap VRT

竹竿で海面から1.5mのインピーダンス変換トランス(左;エレメント,右;ラジアル)

Top Band
Akiスペシャルの給電部

ラジアルは海の中へ敷設すると飛びが違う!(By
V63JQ)
・
このコテージは、食事、買い物、スーパーも近く便利
このコテージは、Antの設置と言う面では最適でしたが、水不足で朝夕のみの時間給水でシャワーやトイレ等は不便を感じました。しかし、飲料用のミネラル水は、車で15分程の距離にあるスーパーで購入できました。スーパーでは果物も安く食べ頃のパパイヤを買って来て食べました。

House Keeping の女性と孫達 By V63JQ

パパイヤ(Papaya)
トロピカルフルーツが美味しい!

午後になると爽やかな風が吹きトロピカルフルーツで一休み

部屋(冷房、シャワールーム付)

波打ち際に建つコテージからの眺め

午前中は開けないのでいつもゆっくり目の朝食(コーヒー含め $7/人)

大オープンは無しで夕食は、ほぼ連日Moon
Rize Restaurantへ

ローズさんとシェフのアレックスさん
・
DXバケでは無線のみに費やすのでなく観光ツアーなどもエンジョイ
今回のYap滞在では、人間本来の暮らしが未だ色濃く残っている村での生活体験や戦跡などを廻りました。
島内観光では旧飛行場の戦跡とある村の伝統的な集会場、その前に並ぶ大小の石貨、その沿道に点在するタロ芋田など、ヤップの自給自足生活を支える村のたたずまいに触れてきました。
もう一日はマンタが見られる目の前の海でのスノーケリングで魚たちに面会、中山さんはマンタに出会えたそうです。

熱帯林に覆われた村の中は、ストーンパス(石畳の道)が整備されている!

ジャングルの中の畑

あざやかに咲き誇る南国の花

旧軍のコンクリート壁のみが残る

ダイビング船;Diving
Centerのスタッフ:中央と右の女性が海中ガイドを左は船長 中央は陽気で逞しく頼もしいエスコートで初心者も安心!

月曜朝の満潮時にシュノーケリングに出掛けた
椰子の後ろにレストランが見える

早朝の満潮時にダイビングを楽しんで、これから朝飯を

スコールの後には、花弁の水玉が光り輝く!

STONE
MONEYのLicense Plate
・
運用成果と運用状況
今回はコンディションが期待外れで、7日間という比較的長い期間にしては総QSO数は伸びずにグループ全体で約6,000弱に終わりました。
6mは全くオープンせず残念でしたが、夏場でオープンの可能性薄い1.8MHz、3.8MHzは、波打ち際に建てたGPでラジアルを海中に延伸するなどの工夫効果が功をそうしたのかJAがオープンして楽しめました。
総交信数: |
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CALL |
AF |
AT |
AS |
JA |
EU |
NA |
OC |
SA |
TOTAL |
V63VE |
0 |
0 |
11 |
520 |
1 |
10 |
9 |
2 |
553 |
V63JQ |
|
|
|
|
|
|
|
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1266 |
V63AKA |
|
|
|
|
|
|
|
|
1600 |
V63JY |
2 |
|
53 |
879 |
142 |
109 |
26 |
5 |
1216 |
V63MCA |
|
|
|
|
|
|
|
|
1168 |
TOTAL |
2 |
0 |
64 |
1399 |
143 |
119 |
35 |
7 |
5803 |

早朝に3.8MHzバンドを運用したV63VE
齋藤さん

160mはじめ主にCW運用のV63JQ中山さん

CW運用中のV63JY 松井さん

Phoneでの交信をエンジョイするV63MCA 橘さん

運用中のV63AKA(確か18MHzを運用中でJA8の局長にWCサッカー日本が3:1で勝利したと!

7と10MHzのギボシDP 椰子の葉で葺いたカヌー小屋 奥に50MHz
Spider

日の出 今回もよく飛んだスパイダービーム

EU & JA方面を望む

打ち上げの乾杯!

Moon Rize Restaurant at Village View Resort
この夜、丁度水平線から Moon Rize
、次回はここからEMEのトライが夢!

V63の免許取得
斉藤さん(V63VE)、中山さん(V63JQ)、松井さん(V63JY)及び橘さん(V63MCA)は、旧ライセンスで再申請、当局のV63(Yap
Is)のライセンス申請手続きには、次の書類を揃えて斉藤さんに手続き頂いた。
@Application(申請書)
A旅券のコピー
B日本の従事者免許と局免の英文ライセンス・コピー
C 希望のコールサイン(事前にQRZ.COMで既発行の有無をチェックした上で、第1〜3希望まで)
申請先は、Government of Federated States of
Micronesia, Department Transportation,Communication
And Infrastructure
Division of
Communications.免許申請は、2ケ月前には申請手続きが必要で、免許の有効期間は、1年です。
・運用計画時の関連する参考データ