ウォッジェ島
Wotje
Atoll（ウォッジェ環礁)にあるWotje
Island(ウォッジェ島）に上陸しました。
この島には昔日本語で教える小学校があったそうです。
今は、この離島には北部諸島高校がありJICA青年海外協力隊の隊員も2人、先生として赴任しています。
無線機の点検のため上陸し、同行のトニー氏の親戚の方の案内で今年の新ライセンスを配りながら島を一周しました。
ここには旧海軍の司令部もあったと聞きました。
島の教会 島の中心部にあります。すぐ横に砲がそのまま残っていて火炎樹と白い教会と時を経た一種の調和が感じられました）
教会の前 この教会の前は広々としたコンクリートの広場が広がっており、旧日本軍の司令部のコンクリートがそのまま残っていると言う説明でした
コンクリートの上の家 ここの広いコンクリートの広場に家が建てられて人が住んでいます。未だにしっかりしたコンクリートとその上の粗末な家との対比が奇妙に感じられました
植え込み コンクリートの広場にある植え込みは、爆弾の跡だそうです直径10mでしょうか、今は丁度よい緑になっていました
廃墟 海岸の船着き場からすぐの所に分厚いコンクリートの建物がありました
航空機のエンジン 島の中心部にあった飛行機のエンジン
島の道 島の中はのどかなこんな道が続いています
道路？ のどかな椰子の木が茂った道を行くと突然こんな広い道路に出ました。右側の建物は最近出来たスーパーマーケットとのことでした。少なくも今は道路になっていますが、昔の滑走路跡です
側溝 今でも中に通信線や電力線が残っていると言っていました。開けて中を見たかったですが、力も時間もないのでやめました
島の南端にある砲 ３０分以上歩いて島の南端に出たところにラグーンを向いて砲が残っていました。青い海、白い砂浜、全くの静けさです
老夫婦 砲のある南端に老夫婦が住んで居ました。挨拶をしていわば庭先にある砲を見せてもらいましたが、日本語は全く話せませんでした。昔からこの島に住んで居た方ではないようでした
砲弾 老夫婦のお宅の庭先に放置されたままの砲弾がありました。むろん信管はついていません
石組み この島の南端に護岸のため作ったと思われる石組みの一部が今もしっかりと残っていました
薬莢 この島の南端の海岸近くを歩いていて薬莢を拾いました。案内人がちょっと下を向いてほんの少しの時間で２種類４個を拾ってくれました
家の土台 外海の方へ道を行くと途中に家の土台が残っていました。まるでつい数ヶ月前に建てるのを止めた跡ですと言われても信じてしまいそうなしっかりした土台です
指揮所跡 外海に面した側に厚いコンクリートで作られた四角い建物がありました。「指揮所跡」と書きましたが、私が勝手に付けた名前ですのでそのつもりで見てください。表面に弾の跡はありますが頑丈な作りで、今も島の人の住居に使われていました）
(筆者注：その後調べたらこのコンクリートの建造物は隣接する砲台のための弾薬庫でした。窓が全くないのもそのためでした）
指揮所入口 厚い鉄の扉と木製の扉の２重になっていて、外側の鉄の扉はさすがに錆びて開閉には使っていないようでしたが、内側の扉は今も使われていました。この入口の前は高さ３ｍ厚さ数メートルの石とコンクリートで出来たT字形の通路になっていました
指揮所の中 断って家？の中を見せてもらいました。マーシャル人の生活様式そのものです。外見に衝撃を受けて見せてもらった家の中ですが、自分の中ではどう理解すればよいのか今も戸惑った部分が残っています
指揮所の砲 この指揮所に隣接して砲台があり周囲は厚いコンクリート壁で防護されていました。砲台の地下への入口もありました
砲台から見る外海 砲台は海岸から数ｍの高さにあって今は木が茂り海が見えませんでしたので海辺へ降りてみました。ここには６０年前どんな光景があったのでしょう。今はあくまで青い空と海そして白い波の音があるのみです
海岸のトーチカ 外海側の海岸を歩くと突然大きなトーチカが現れました
海岸のトーチカ小 さらに海岸を歩くと小さなトーチカもありました
ウォッジェ島の埠頭 この埠頭は旧海軍のものだそうです。先端部分が破壊されて居ますがそのままの状態で今も使われています。島を仕事と戦跡巡りで３時間近く歩き埠頭に戻ってきたのは夕暮れでした
沈船 Wodje
Atollの中のキメジョ島の沖に沈んでいる大きな船
この島には夜中に着いてコプラの積み込みを行い早朝出航してしまいましたので、ボートで近づく機会がありませんでした。大きな船だと皆言っているので近くで見たかったのですが、デジカメでは此の写真が限度でした。
船の(Xバンド)レーダーで沈船の反射と島の反射映像の大きさを物差しで測り、島の大きさは海図から割り出して計算した結果船の長さは９４ｍとでました。
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