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マーシャル便り


季節

常夏の国マーシャルですが、住んでみてどうも年中同じでも無いことに気付きました。
乾期と雨期は、昔はもっとはっきりしていたと言う人も居ますが、結構雨の日があり、最近はいつもこんな調子だと言うのです。
4日くらい雨と風の日が続いたことがありますが、翌週NHK TVのニュースで台風が出来たと言っていましたので、そうかあれが台風になったか、と言うわけです。
日本の様な天気予報はありませんので、自分で判断するより仕方がありません。以前は2−3ヶ月も雨が降らなかった事もあるそうですが、私が赴任してからは晴天が続いて雨が降らなかったことはせいぜい3−4日くらいです。

火炎樹と教会春 マジュロのダウンタウンにあり裁判所や図書館、教会などがある場所ですので誰の目にもとまります。私も赴任直後の4月に写真を撮っていました。火炎樹と白い教会のコントラストが印象的でした

火炎樹と教会夏 春とか夏と言う言い方は日本人の勝手なのかもしれませんが、知らない間に花が終わっていつ見ても緑一色になっています。この写真は7月に撮ったものです

このまま行くと翌年の4月にならないと花は咲かないのかもしれません。もしそうだとしたらマーシャルの人達よりよほど正確な時計を持っていることになります?ところが年末から年が明けて気が付いてみますと、葉がほとんど落ちています。近づいて見ると豆のお化けの様な実もついていました。

火炎樹と教会1月 ほとんど葉が落ちています。何で時を計っているのでしょうか?温度ではなさそうですから、やはり日照時間計を持っているとしか思われません

雨は夜中に降ることが圧倒的に多いのですが、日中でも午後から降ることが多いようです。でも日中の雨は直ぐに止むか局地的でしばらく待っていれば晴れてきます。しかし雨が降り出すとタクシーも一杯になって止まってくれないので、帰宅時の雨は困りものです。雨が来る直前はかなり強い風が吹くことがあります。夜中に強い風が吹いてヤシの実がいくつか庭に落ちている事はよくあります。それどころかラグーン内の船が流されて乗り上げたと言う話は時々聞く話です。誰も乗って居なかったんだろうか?と聞くと、ぐっすり寝ていたんじゃないの。と言う答えが返ってきて、なんとも平和な所です。

ある日、勤務先の建物の前の水たまりのうえに何か飛んでいます。しばらく見ていてどうもトンボのようです。ディジカメでこういうのを撮るのは大変で、何枚か撮った中の一枚が次の写真です。

トンボ(8月)  どこに居るか分かるでしょうか? 確かにトンボなのですが、それにしても確かトンボは淡水でヤゴから脱皮して飛べるようになるはずですが、川も田んぼもないAtollでいったいどうやって何を食べて生きているのでしょうか?

8月から9月にかけて、ハイビスカスの花がとても鮮やかになるように思います。むろんブーゲンビリアも勢いを増すように思うのですが、やはり雨の多いところのせいか、ブーゲンビリアの花の色はくすんで見えます。この時期に、今まで気付かなかったのですがプルメリアの花があちこちで目に付くようになります。あまり数は多くはないですが白や黄色のプルメリアの木を見ることが出来ます。

ハイビスカスとヤシの木と青い空)

ハイビスカス赤白ぶち 赤が一般的ですが、この色はちとめずらしいかな)

11月になって蝶が飛んでいるのに気づきました。11月なので居たのかどうかは定かではありません。たまたま飛んでいたのでそーっと追いかけて撮りました。

蝶11月

蝶12月 たまたま12月にまた飛んでいるのを見つけました。どうも前回のと同じ種類の様な気がします。それにしても蝶はさなぎになるまで特定の植物しか食べないと聞いていますから、この蝶達はどんな葉っぱを食べて大きくなったのか興味があります

鳩 どうもこの鳥は季節には関係が薄いようです

ポップBob(10月) ちょっとグロテスクな果実ですが、パンダナスと言う樹の実です。一つずつはぎ取ってかじるのですが、かすかに甘くえらく繊維っぽい感じです。あまりうまい物ではありません。よくスーパーで見かけますが、これも季節があるのかもしれません 。


ポップの全体 結構な大きさがあります

花と実と枯葉が着いている樹(12月) 火炎樹と違ってこの樹は何でも同時と言う方針の様です。これも植物たちの長年の知恵の結果なのでしょう

海鳥? 駐車場のコンクリートに居た「海鳥」だと思います。陸地の地面に居るのは珍しいことですが、どうやら季節には関係しない感じです

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