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海外運用ノウハウ(準備編)



親も言わないような細かいことを言っておりますHi! でも、たったこれだけのことでも忙しいと出来ない場合がありました。

        ・床屋へ行っておく 
        ・爪を切っておく 
        ・耳も掃除しておく(海にも入るので) 
        ・時計を秒単位で合わせておく 
        ・持ってゆく無線機に運用予定周波数をプリセットしておく

 

ペディションのリーダーを決めておく


●何人で行くかに依ります。2人のときは不要です。4人以上の時は決めた方が良いでしょう。

大和ARCのいつものメンバーでは、JA1JQY松井OMが常任リーダーです。

●リーダーは何をしてくれているかを紹介します。

・出発までの事前打合せ会やアンテナ建柱訓練?測定の召集

・持ち物表の作成配布(各人の持ち物・重量が全て記載)

・旅行日程表、必要事項をまとめた表の作成配布(各人の自宅 電話から先方関連機関・滞在ホテル住所電話等々、何処でいくらお金を集める
/両替する等も記載)

・旅行中いつも3歩先の心配と指示
リーダーは、旅行全般に絶対必要です。松井
OMは、最初にどのアンテナを建て、誰が第1声を何時までに出す等を指示してくれています。EUが開けている時間に、部屋に鍵をかけて誰も居なくなっていたと言う過去の経験もあり、リーダーの指示がないと食事にも行ってはいけないことになっています。松井OMは全員が持ってゆく機材の全重量を把握していて、私の無線機の入っているカバンはまだ計量していないと言うと、「齋藤さんの無線機カバンは12Kgです」と言ってきます。計ったら11.6Kgでした(脱帽!)。
これも、国際線に預ける荷物を
4人で120Kg以下に管理するためです。ちなみにこれを越えそうな時は、リュックに同軸ケーブル等を移しキャビン持込を計ります。

 

重量について


国際線に預ける荷物は、慣例的に一人
30Kg未満はOKです。成田で直接預ける時は、2m近いアンテナ梱包もOKです。

但し、行った先でローカル便に乗り替える時、他の乗客が沢山の荷物を積み込むために、積んでもらえない危険性は考えておくべきでしょう。どうしても荷物を減らせといわれた時の備えは(何を置いてゆき何を持ってゆくか)しておかなくてはなりません。1999年に三宅さんとベトナムのホーチミン市から富国島へ行く便では、一度は「荷物が多いのでこちらで預かっておくから・・・」と言われた経験があります。

フィジー経由での小さな飛行機には何回か乗りましたが、これまで問題なく積んでもらっています。ただいつも空港待合室から飛行機に積み込まれるまでwatchしています。とにかく早く空港に着いて早く荷物を預ける方が安全です。

注意事項として、日本の国内便及び宅配便は1.6mを越えるものは厳密に受け付けてくれません。関空経由で行った時には結局アンテナ用パイプを切りました。

 

運用について


私は、運用はダメな方ですので、あまりまともに読まないで下さい。SSBでの運用のみについてです。

・出かける前に出来れば各バンド運用予定周波数をアナウンスしておく。

・現地で
CQを出して誰も応答が無かったり、1-2局で途切れても周波数を直ぐ変えない。少なくも5分間はCQを出す。一度、周波数を変えたら「今パケットに入れたのに変えちゃダメです」としかられたことがありました。

・エリア指定したら
1〜0まで途中でOpの交代はしない。「もう疲れた〜!」と言ったらリーダーから、今代わったらQSO済んだ人が又呼んでくるからダメと叱られます。

・スプリット運用の時は、毎
QSOの度に、自分のコールとlistening 5 up 等を言うようにします。(声はかれますけど・・・) 要は、聞いている人にQSOの切れ目を明確にしてやる必要があります。

EUのパイルに100Wで対応は大変であると、心すること。

@オンフレでもスップリットでも、こちらからのコントロールが効かないことがある。こういうときは時間をかけて丹念に対応する。すぐ短気を起こして(いわゆるキレて!)しまいがちですが(私のことHi!)、それほどEUからは南太平洋は貴重なエリアなのだと理解しましょう。

AT22では、スプリットで
EUのパイルに5時間対応しましたが、バンド中信号が盛り上がって全く了解できません。しかしある周波数で10〜20秒聞いていると、コールの断片が取れる瞬間があります。そこから他の局を黙らせて、即ち「last letter V only!」と順にフルコールが取れるまで指示します。このときは5Hで200局しかQSO出来ませんでした。
この過程で、相手局以外の局がわざとタイミングと周波数をぴったり合わせて呼んでくるのです。この手の局がしつこく着いてまわり、
2〜3回キレてしまいました。このような局がいなければもっと能率がいいのに、と思うのですが、そのくらい向こうも必死なのだと理解しなければいけないのでしょう。Exp.でも人間修行が出来ますHi!。

 

手軽にペディションをしてみたい方に


●パックツアーを使う方法はいかがでしょう。

・パックツアーは色々なところへ格安に行けるので魅力です。私の初めての海外運用は1992年前のサイクルの終わり頃、長女を連れてFKへ行った時です。観光主体Hamも少しと行ったのですが、旅行社への事前リクエストは良く伝わっており、首都ヌメアのホテルでは、パック客のほとんどが新婚さんで別棟でしたが、私の部屋は本館の最上階南西の端部屋に取ってくれてありました。

・観光と無線の二兎を追う方は、パックツアーのカタログを集め、この三宅さんのライセンス情報を見て、考える(楽しむ)のも良いでしょう。なんたってパックツアーは安く、楽です。

・運用に関する希望等は、旅行社へメモで渡して検討してもらいます。ホテルの状況等がわからないときは、行ったことがある諸先輩達に聞きましょう。

 


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