インドネシアとのハムの相互運用協定締結

ご協力いただいた皆様に心からの御礼を申し上げます。




スラマットシアンとは、インドネシア語でこんにちはと云う意味です

Updated :  2014/01/13
 


平成25年10月21日付けの官報にて、インドネシア共和国との相互認証と云う形で、相互のハムがそれぞれの国でアマチュア局を運用出来る事が告示され、即日施行されました。

本プロジェクトは、JARL 日本アマチュア無線連盟と、ORARI インドネシアアマチュア無線協会の後援を得て、日本・インドネシアのアマチュア無線家が立ち上げた草の根プロジェクトです。
 

 
■ご挨拶
2010年の秋に本プロジェクトを立ち上げ、それまでの我々だけの活動を、さらに多くのハムのお力を借りて相互運用の締結に結びつけようと始めた活動がとうとう実を結びました。
多くの日本のハムの方々のお力があればこそ、このプロジェクトを成功に導く事が出来て、本当に嬉しく、また感謝の気持ちで一杯です。
これからも、多くの日本人ハムの方々が、我々の友好国であるインドネシアで、アマチュア無線を楽しめるようなお手伝いをしてまいりたいと思っております。
これからもどうぞご協力の程、よろしくお願い致します。

長い間ご協力いただいた皆様に心からのお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

平成26年 1月 吉日 

斉藤邦夫  JA8VE 

(私のインドネシアでの活動は、ここからジャカルタ通信をご覧下さい)

 
■インドネシアでのアマチュア無線免許申請について
 
   現在得られている情報を元に手順を記します。細部は違っている所もあり得ますので、
   当面は充分に確認しながらご準備下さい。
   又、ご不明な点は、下記問い合わせ先までメールでご連絡下さい。

1.施行
 
  JA-YB間の相互運用協定は2013年10月21日から発行しています。

2.前提条件

  本説明では、限られた期間(旅行や出張)のYB滞在で運用する場合(3ヶ月以内)や、インドネシアの
  友人宅でのゲスト運用等を主に想定しています。
  この場合のコールサインは、YBx/(日本のコール)での運用になります。
  また、3ヶ月以上の滞在、DXペディション等の特別運用の申請方法についても、本稿掲示時点での情報を
  ご案内致します。

3.手続方法

 1)申請先

  宛先 : ORARI HQ hq@orari.or.id
  写し : ORARI Secretary General Mr. Suryo Susilo YB0JTR susilosuryo@gmail.com
  写し  :Gjellani J. Sutama yb1gjs@orari.or.id 
  
 2)インドネシアへ3ヶ月を越えない滞在の場合は、次の書類等をメールでお送り下さい

  *旅券のカラーコピー
  *日本でのアマチュア無線ライセンス(局免許で良いと考えられます)(有効期間内)
  *VISAのコピー(YBは入国時25USDを払ってVISAを得ますので、後日スキャンしたものを電子メールで送ります)
  *旅行日程表(滞在地(運用地)、連絡先等を書きます)
  この日程表に対応した期間・プリフィックスの免許が与えられます。
  プリフィックスの異なる場所へ行く運用の場合は、その旨日程表に書きます。
  *カラー写真(旅券用と同じサイズの)
  これはORARIが発行するライセンスに使用するためのもの。縦横を旅券用写真と同じ比率の写真をJPEGで送る。
  *あなたの宛先(電子メールアドレス)
   *申請フォームの様なものは特にありませんので、メール本文で必要な事があれれば伝えるのがよいでしょう。
  メール添付で申請し数日で(インドネシア語で書かれた)ライセンスがメールで送られて来ます。
   *インドネシアでの運用許可範囲は、申請者の日本の免許範囲です。
  100W免許の方は100W出力機器しか操作出来ませんので、充分ご注意下さい。

   (注意)トランシーバー等、持参しての入国は可能です。持込に関する書類等はありません。
          持ち帰るのが原則です。
          税関での取扱はどこの国でも免許とは別ですので、予めインボイス等を準備すると良いでしょう。
            ゲストオペの場合は、手ぶらでゆく事になります。


  3)インドネシアへ長期滞在(3ヶ月以上)する場合、現地のコールサインが与えられます。
 次の書類等をメールでお送り下さい。

  *Imigration Office又はMinistry of Foreign Affairsによる居住証明の書類
   *旅券(写真面)のカラーコピー
   *日本でのアマチュア無線ライセンス(局免許で良いと考えられます)(有効期間内)
   *ORARIからのLetter of recommendation及び最近のカラー写真2x3cmサイズのもの5枚
   *発給されるライセンスの有効期間は1年間、但し更新は可能との事です。
   *コールサインは申請されてから14日以内にORARI経由で発給されます。
   *提出先等は同じくORARIです。Letter of recommendationなど細部はメールで指示を得て下さい。
   *相互運用協定発効後、既に一人の日本人ハムがYB0Axxのコールサインでライセンスを得ています。
  コールサイン体系は YB(エリア番号)Axxとなっているようです。

  4)インドネシアへのDX-peditionの場合(3ヶ月以内)
 
   上記2)に準じた手続が必要ですが、計画に対するORARIのEndorseが必要です。
   更に、次の書類の提出が必要とされています。

   *母国(日本)のテレコム当局のrecommendation letter(詳細は不明:わかり次第掲示します)
   *チームメンバーのリスト
   *各メンバーの(有効期間内の)ライセンスコピー
   *インドネシアへ持ち込む機器のリスト
   *計画するDx-peditionの場所
   *DX-peditionの日付、期間
   *申請から10日間でライセンスは発給される(ORARI経由)
   *ライセンスは、DX-pedition期間のみ有効となる
   *DX-pedition終了時、全機器は持ち帰りが原則(又はORARI HQへのドネーション)

  これまでの、YBの方々による(YB国内)DX-peditionは全て特別コールで運用されています。このDX-pedition時の規定もその様な特別コールサインが想定された規定と考えられます。  
インドネシアという国の現状を考えると、外国人チームのみに依るDX-peditionは考え難いので、YBのハムとの連合でのDx-peditionが現実的と考えられます。


   5)まとめ

   以上、JA8VE齋藤邦夫がYB0/JA8VEのライセンスを得て2013.12.6〜12.8の間、YB0AZ Wisnu氏の
   シャックよりゲスト運用をした経験からまとめたものです。
   YB0/JA8VEのコールサインは、相互運用協定発効後初めてのケースです。
   細部は、明確でない面もあります。極力YBのハムと連絡を取り進めるのが良いと考えます。

(本稿は2013年12月時点での情報を元に記載しております)

■資料

 1. 相互運用 資格対比資料 (ORARI作成)   ← Acrobat Readerが必要です。

 2. YB0/JA8VE ライセンス 

■お願い
 1. 実際にインドネシアでの免許申請をされた方の経験をお知らせ下さい。
   当ホームページでご紹介して、今後の参考として皆様にご案内したいと思っております。
 
■問い合わせ先    Information


本件について、ご質問などございましたら、下記までご照会下さい。

    斉藤邦夫    ja8ve(at)aol.com   (at)を@に読み替えてください。  

 
■これまでの動き    History  (written by only Japanese sorry)     
  • 2010年
    1月 JARL国際課に日本・インドネシア間の相互運用確認について初めての問い合わせ。
    2月 本プロジェクト立ち上げ
          JARLとORARIが本プロジェクト後援を決裁。
          ORARI幹部が日本大使館を表敬訪問し前田公使に嘆願書を手交(19日)。
         本プロジェクトのウエブサイト公開(11日)
      QTC(ORARIの会報)でJARLとの相互運用協定に向けての取り組みが紹介されました(写真
    3月 ORARIが塩尻日本大使宛に嘆願書を郵送。
         JARL国際課を訪問(発起人)(23日)
         第1回日本側打合せ(表世話人、発起人、広報)(29日東京・田町)
    4月 イ外務省が日・イ相互運用確認の推進を決定、イ通信省へレター発出。
    5月 イ通信省とORARIが会合(12日)
    6月 イ通信省がイ外務省へ口上書(日本政府への申し入れ文章)のドラフトを発出。
    7月 第2回日本側打合せ(日程調整中)
    8月 ORARI幹部とイ通信省担当官(予定)のJARL・総務省表敬(日程調整中)
  • 2012年
    6月 インドネシア通信省から日本の総務省宛にResponse Letter発送(ORARI情報)
  • 2013年
    5月 インドネシア通信省にて同年9月合意に向けて意思統一された。
    10月 10月21日付けで発効

    合意前のホームページはここ 

■写真集

2010年編





2月19日にORARI代表が在インドネシア日本大使館を表敬した際の写真です。
左からYB0YJ、YB1GJS、YB0AA(ORARI副会長)、宮村和夫(発起人)、YB0AZ、YB0KVNの順です。

At JA Ham Fes 2010 At JA Hma Fes 2010 At JA Hma Fes 2010 Staff

With JA-CQ's Editor

Mr.Koizumi(Center) JA meets YB Project Courtesy call to JARL

 

上記はORARIメンバーの来日風景です

■2013年編














■  News

- JA meets YB Projectの動きを詳しくまとめました。こちらからごらん下さい。

- JARL Newsに掲載された当プロジェクトの記事はこちらから

- ORARIメンバーの来日報告はこちらから

 
■JA meets YB Project 2010        About  JA meets YB Project 2010
  代表世話人  JA side attendant  
 斉藤邦夫 JA8VE 元インドネシアJICAシニアボランティア

 Kunio Saito  JA8VE  ex  JICA Senior volunteer officer in Indonesia
 
  代表世話人  YB side attendant 
 Wisnu Widjaja YBOAZ ORARI 国際部部長、IARU委員

 ORARI Exective of International Div .   IARU Commissioner
 
  発起人    Promoter 
 宮村和夫 Z29KM/ KM9F (ジャカルタ在住)

 Kazuo Miyamura   in Jakarta
 
  広報       Staff
 三宅広幸  JF1OCQ / W1VX / ZL1WY

 Hiroyuki C, Miyake
 

本プロジェクトは、JARL 日本アマチュア無線連盟とORARI インドネシアアマチュア無線協会の後援を得て、日本・インドネシアのアマチュア無線家が立ち上げた草の根プロジェクトです。
 

  後援   ORARI:インドネシアアマチュア無線協会

                インドネシアの免許制度が分かります(英語)
   
  後援   JARL:日本アマチュア無線連盟
 
■ご意見や感想をお聞かせ下さい To give us your message in English or Japanese would be appreciated.

ご賛同いただけた方々、またはご質問など簡単なメッセージなどをお送りいただけたら幸いです。
以下に連絡用の電子掲示板を設置致しました(日本語でも英語でもご利用いただけます)
 

 JA meets YB Project 掲示板 ( JA meets YS Project Bulletin board here To write in in English are welcome

 

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