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海外運用ノウハウ(病気編)



1.英語の病名

海外へ出かけるときの心配ごとの一つに病気や怪我があります。
Expeditionのチームリーダーが持っていた方が良いと思われる、病名や薬の英語集を用意しました。

●メンバーの誰かが現地で医者に見て貰う様な場合には、日本語で「I am Shoku-chu-doku!」と言ってもQRZ?です。そんなときのための資料です。
現在では、どの国でも病名等は大体英語で通じますので、あれば便利です。

●万一現地で医者にかかる様な時は、事前に症状等をメモにして持参する事をおすすめします。
(でも、Expeditionと言ってもホテルなど条件の良いところがほとんどですので、あまり心配しないで、Expeditionを楽しんで下さい。)

■病名

日本語 英語
胃炎 Gastritis
腸炎  Enteritis
食中毒 Food Poisoning
下痢 Diarrhea
赤痢  Dysentery
アメーバ赤痢 Amebic Dysentery
腸チフス  Typhoid fever
パラチフス Paratyphoid
マラリア     Malaria
デング熱  Dengue Fever
寄生虫  Parasite
ランブル鞭毛虫  Giardiasis
ものもらい     Stye
結膜炎       Conjunctivitis
中耳炎       Otitis Media
外耳炎 Otitis Externa
風邪 Common Cold
扁桃腺炎 Tonsillitis
気管支炎肺炎 Bronchitis
肺炎  Pneumonia
腎炎  Nephritis
膀胱炎 Cystitis
麻疹(はしか) Measles
ジフテリア Diphtheria
百日咳 Whooping Cough/Pertussis
流行性耳下腺炎 Mumps
水痘 Chicken pox
黄熱病 Yellow fever
狂犬病  Rabies
破傷風  Tetanus
A型肝炎 Hepatitis A
B型肝炎  Hepatitis B
日本脳炎  Japanese Encephatitis
痔    Hemorrohoids
高血圧 Hypertension
糖尿病 Diabetes
真菌症  Fungal Infection
水虫   Athlete's foot
骨折  Facture

■検査

日本語 英語
血液検査  Blood Examination
検尿  Urine Examination
検便  Stool Examination

 ■薬

日本語 英語
抗生物質 Antibiotic
下痢止め      Antidarrheica
鎮痛剤       Pain Killer
解熱剤       Antipyretic
消化剤       Digestive
消毒薬       Antiseptic solution


■問診や既往症で出てくる語

英語 日本語
Pulse           脈拍
BP  血圧
Temp.  体温
Head injury or consussion    頭部の怪我や一時的意識不明
Fainting or Blackouts    ふらつきや気絶
Nose, sinus or throat    鼻、鼻腔、喉
Hoarseness or chnge of voice  しゃがれ声や声の変化
Persistent cough    しつこい咳
Skin & allergies    皮膚及びアレルギー
Abdominal pain    腹部の痛み
Chronic diarrhea   慢性の下痢
Kidney/bladder trouble 腎臓/膀胱の異常
Swollen or painful joints    はれ、関節部の痛み
Rheumatic fever   リウマチ熱
Asthma        喘息
Venereal Disease   性病
Immunization histry  予防接種履歴
Immunization      免疫性
Vaccination  予防接種
DPT & Polio  3種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風)&ポリオ

2.予防接種について

重傷のExpedition病?にかかっていて、頻繁に出かけられる方に、次の様なワクチン接種もあることをお知らせしておきます。

予防接種名     破傷風
接種回数等 初回0.5ml 3-8週後 2回目0.5ml 
追加接種  6-18ヶ月後0.5ml、その後適宜0.5ml追加
効果が出るまでの期間 2回目接種から2週間後
効果持続期間 3回接種後 5-10年
予防接種名     狂犬病 
接種回数等 初回1ml 1ヶ月後 2回目1ml
追加接種  6-12ヶ月後 1ml 
効果が出るまでの期間 2回目接種から2週後 
効果持続期間 3回接種後2年
予防接種名     A型肝炎
接種回数等 初回0.5ml 2-4週後 2回目0.5m
追加接種  初回接種後 24週経過後
0.5ml 
効果が出るまでの期間 2回目接種から4週後 
効果持続期間 2回接種後6ヶ月毎3回接種後3-5年
予防接種名     B型肝炎
接種回数等 初回0.5ml 4週後2回目0.5ml
追加接種  20-24週後 0.5ml 
効果が出るまでの期間 3回目接種から2週後
効果持続期間
予防接種名     日本脳炎 
接種回数等 初回1ml 1-2週後 2回目1ml
追加接種  1年後 1ml
効果が出るまでの期間 接種後1ヶ月
効果持続期間
予防接種名     黄熱病
接種回数等 0.5ml 
追加接種 
効果が出るまでの期間 接種後10日
効果持続期間 1回接種後10年


資料は一部JICA東京(予防接種)及びインドネシア事務所の常葉(ときわ)さん(医療調整員)が作られたもの(英語対比表)を引用させて戴きました。
私(JA8VE)が英語の辞書で首をかしげながら訳したところもありますので、そのつもりで参考にして下さい。

3.補足説明(但し、JA8VEの限られた知識に依る)


(1)予防注射をお考えの方は、その前に健康診断を受けて医者に相談して下さい。血液検査で各種の抗体検査を受ける必要があります。

(2)健康診断や予防接種は、健康保険が効きません。日本では1度に1つの予防接種しかしてくれませんが、外国では3つくらい平気でやってしまいます。
ジャカルタでの私の経験ですが、「2回目接種を3つする必要があるのですが、次回は何時来たらよいですか?」→(医者)「はい今日やりましょう。」→「えっ、でも腕は2つですけど?」→(医者)「3つ目は、お尻にします」→(・・・QSL!)

(3)たとえばA型肝炎は、万一現地でかかったとしても、発病は1ヶ月位あとですので、帰ってきてからの治療になります。
だからワクチンは不要と考えるか、日本国内でも年間かなりの発生があるそうですから受けておくか・・・と考え方は幾つかあります。

(4)南太平洋やアジア地区の国や島では、狂犬病は結構多いと聞いています。犬に限らないとも聞いています。日本の犬は親人間?が多いですが、海外では犬は犬で自分で生きていると言う意識が強い様ですから、不用意に近づくと突然噛みつかれますので十分注意して下さい。
狂犬病があると言われる地域で万一噛まれたら、予防接種の有無に関わらず、即ワクチンを打ってもらう必要があるそうです。

(5)ここ数年異常気象のせいか、デング熱が流行する気配があります。
ネッタイシマカが媒介するデングウイルスの感染によって発症する急性の熱性疾患です。潜伏期間は3-10日、突然の高熱で、前頭痛・目の奥の痛み・関節痛・皮膚発疹(特に手の平、足の裏)等を伴います。
血液検査でこの病気かどうかがわかります。特効薬はありませんが、予後の良い疾患と言われています。万一かかったら入院がベストです。
予防はとにかく蚊にさされないこと。マラリアを媒介するハマダラ蚊と違ってこのネッタイシマカは昼間でも都市部でも居ますので注意して下さい。

○大変そうな事ばかり書いてありますが、あくまで知識としてのご参考です。

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