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ジャカルタ通信



コンテスト参加記

6月のある日、YB0DPO Dudyさんからメールが来ました。今度7月13日に実施されるIARUコンテストにYB0ZBCとして参加するべく準備打ち合わせを行うので集合!と言うものです。
もちろん北ジャカルタのクラブ員全員へのメールを私にも配信してくれたわけです。
日曜日の夕方でしたので、タクシーで集合場所の住所を頼りに行ってみました。もう海に近いジャカルタ北部にあるYB0ZBCクラブ局の建物でした。
インドネシア時間?ですので1H位遅れてmeetingが始まり、アンテナや無線機をどうするか等々の調整をしてこの日は終わり、帰りはこの日参加していたOK1JR Stanさん(チェコ大使館の技術担当書記官)がアパートまで自分の車で送ってくれました。
この日のmeetingは大勢のジャカルタのHAMに会い、クラブ局を見せて貰い、コンテスト用アンテナ設営場所の下見をして、満足して帰ってきました。

2回目の準備会の時に、オペレーターの時間割を作るので希望者は手を挙げて!「斎藤さんどうですか?」と言ってくれるではありませんか。「出来るの!」と思わず身を乗り出しました。
世話役のDudyさんは、本当に面倒見の良い方でmeetingの1〜2日後には議事録がきちんとインドネシア語と英語併記でメールで送られてきます。
結局私は、従免(英文)と局免(英文)のコピーをDudyさんへ提出して、DudyさんがORARIへ手続きをしてくれて、コンテストにYB0ZBCのオペレターを、晴れてつとめる事が出来る事になりました。

OP時間割は、「斎藤さんは独り身だからいつでもいいね」と夜中の時間帯を頂戴しました。当日セットアップしたのは、クラブ局の近くの高校の裏手のスペースでした。

( コンテストのセットアップ場所。私立高校の裏、矢印の小屋に機器をセットアップ。アンテナは各バンド共3ele又は2eleのデルタループですが、写真では良く見えません。)

この小屋は、学校が一寸した会食やパーテイに使っていたと思われる十分な広さの建物です。
周囲はopenですが、風が通ってFBな環境でした。むろん蚊取り線香は絶やさず幾つか焚いていました。
この小屋の周囲には、このコンテスト用に作ったと思われる垂れ幕がばっちり出来ていました。どうやら誰かの会社の宣伝を兼ねて作られたようです。

(日曜日の朝、外が明るくなってから取った写真。
もっと大勢の人が居たのですが、たまたまこの時間に居たメンバーです。立派な垂れ幕が出来ています。左からHA7VK/YB0AVKサンドール氏(ハンガリー大使館の技術書記官)、彼の友人、Dudyさん他。)

この学校の裏手はもう人家がありません。高速道路が通ってその横に30m高位の鉄塔が建っています。この鉄塔を利用して160mのデルタループを張ってありました。ただ残念ながら160mは開きませんでした。

(近くの鉄塔も利用。広さは十分。)

(運用中のJA8VE。横にはYB0AZ Wisnu氏がコンピューターLOG係を務めてくれています。従って運用はらくちん!私がフルコールを取る前に彼は入力を終えていました。)

(写真 運用中のJQ6NVE/JE1ATW小泉OM。ロギングはYB0LBKスリヤデ氏)

(写真 アイソトロンANT。私は初めて現物を見ました。これは手製で、7MHz用です。なかなか良く飛んでいました。)

(写真 学校には鶏、ガチョウ、ヤギを飼っていて、常時放し飼いでもないのでしょうが、その辺を闊歩していました。この辺が日本では見られない景色かもしれません。)

このコンテストでは、開始前に調子を見るため、主としてJAと80局弱交信させて貰いました。松田OMからHandyphoneに入感があったのはこの運用の後でした。夜中の運用時間はこなしましたが、朝方もJAが良く聞こえるから斎藤さん出たらどうですか、と代わってくれたり、本当に良い人達ばかりで頭が下がりました。私の声が聞こえたので呼んだと言うJAのOMも居て、幸せな一日でした。 

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