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A52VE ブータンレポート


 

タクツァン僧院

 ブータン政府によるボランティア受入研修の最終日、パロにあるタクツァン僧院へ行く計画が用意されていました。水と昼食は用意するので各自トレッキングに準じた準備をしてくること、と言う事前説明でした。
 朝、例によりティンプーの時計塔広場に集合、バスでパロへ向かいます。
ティンプーから南へ向かい途中で道がパロ方面とプンツォリンと言う国境の街方面と2つに別れます。

チュウゾム ここは2つの川が合流している場所で、チュ(ウ)は水、ゾムは合流を意味しています。綴りはChhuzomです

検問所 Chhuzomにある検問所。テインプー−パロ間は、通行自由なのですが、実はこの国では他地区へ行くときには事前手続きによる移動許可が必要になります

橋 この橋はパロへの途中にあった伝統的なブータンの橋です 

パロの水田 パロはテインプーと違って山間の平地が少し広く、それだけ耕作地が広くとれるようです。パロ米と言う米が出回っているだけあって水田が目に付きます

 パロにはダショー西岡のチョルテン(記念碑)があります。西岡さんは1964年にコロンボ計画のJICA専門家として着任、この地で亡くなるまで約30年農業指導に尽力されました。
そのおかげで今多彩な野菜や米の恩恵を受けていると言われています。
西岡さんは、その功績に対し国王から民間人としては最高位の「ダショー」の称号を与えられています。

サブジマーケット 野菜(サブジ)マーケットが開かれているところで休憩を取りました。どこの都市でも週末にはこのような野菜市場が開かれています

行列1 先頭の人がラッパを吹きながら進む行列に行き会いました

行列2 背中にしょっているのは教典だそうで、奉納の行列とのこと。道行く人がこのお経の荷に頭をつけると御利益があるのだそうです

タクツァン登り口 パロ市街地より車で約20分、高度2600mの場所

登山開始 ほぼ正面の崖のような中腹に僧院がみえます

シャクナゲ 結構きつい登りですが途中シャクナゲが咲いていました

シャクナゲとタクツァン こういう構図の写真を撮りながら登る余裕はあったのですが

タクツァンを背景に もうほぼタクツァン僧院と同じ高さまで来ました。ここから100mほど下りまた登らないと僧院へはたどり着きません

タクツァン僧院 目障りな人間が居ない写真

僧院入り口 やっとたどり着いた僧院。入場には許可が必要で、カメラや携帯電話その他荷物も持ち込み禁止です

 タクツァン僧院は17世紀に建てられ1998年に焼失、2004年に修復(完了)され以前より立派になったと言われています。僧院の中は複雑な構造で沢山の建物があり、その建物毎に仏様がまつられ沢山の仏教絵画が描かれています。
お参りする度にお賽銭をあげるのですが、細かいお金が見積もりに反して直ぐ足りなくなりました。高額紙幣でおつりがもらえると聞いて居たのですが、どうやら上がっているお賽銭から勝手におつりをとれば良いと分かり、途中からはこの要領でお賽銭用少額紙幣を増やしました。

 観光客は途中の展望台までと書いた案内書もありましたが、僧院へ着くまで約3Hを要しました。
僧院の高度が
3150mでしたから、登り口から正味550m登った事になります。最後の所で100m
ほど下って又登らねばならず、これが行きも帰りも結構きつく感じました。

 下りは正味私の脚で1.5H程でした。僧院に30分ほど居ましたので登り口へ戻ってくるまで6Hの登山でした。

昼食準備 登り口へ戻るともう午後の3時過ぎでしたが昼食準備です)

昼食 この日は研修の最後とあって、なんとビールやワインも振る舞われました。作られた食事はなかなか美味しいものでした

ソナムさんの挨拶 我々の研修プログラムの責任者のソナムさんがテインプーから駆けつけて研修終了の挨拶をしてくれました

 ソナムさんはRIMDirectorでありダショーです。この研修プログラムの最後も毎回一緒に登っているが今回はテインプーで所用があり行けませんと前日聞いていました。でも、我々が下山し食事をする前に、研修終了の最後の挨拶のためテインプーから2H以上かけて来てくれたのでした。

後日談

 歳をとると23日してから脚が痛くなるんだよね、と話していたのですが、確かに3日目位で足のふくらはぎが痛かったのですが、なんとその後モモおしり腰と順に痛みが移って2W目で最高に痛くなりました。さらに3Wに入ってもまだおしりの筋肉のどこかが痛いのです。

 齋藤さんは軽い足取りだったではないですか、と若いSVの方に言われましたが、どうも思うに家が高度2550m、オフイスで2400mですから、酸素が薄い分だけ回復が遅いのではと理解しています。
 娘にブータンは年寄りにはきついんじゃないの、と言われて居たのを思い出しました。 

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