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Win Cluster Lite

 

■プログラムの概説

Wincluster Liteは、スタンドアローンDXクラスターノードとして、マイクロソフトWindowsの下で動作するように設計されました。
このソフトウェアは、インターネットを経由してひとつのリモートDXクラスターノードに接続されますが、同時には1つ以上の接続を持つことが出来ません。
また、RFポートを使って、他のリモートDXクラスターに接続する事は出来ません。

WinCluster Liteは、インターネット経由で同時20局のローカルユーザーの接続が可能です。
RFポートは(TNC経由)、合計2ポート用意されていますので、各ポート10局、合計20局のローカルユーザーの接続が可能となります。
結果、1台のWinCluster Liteに大して、総計40局までが同時接続可能と云う事になります。
RFポートに接続されるTNCは、Kantronics社製のTNCに限られます(Kantronics Host Modeを利用するため)

WinCluster Liteは、1台のリモートノードに対してのみの接続形態のため、RFクラスターの利用できないローカルユーザーや、逆にインターネットに接続できないデッドエンド的な環境のユーザー環境に最適です。

■設計思想

1つのリモートDXクラスターへの接続とした事で、WinCluster Liteは、操作や環境設定が簡便に仕上がっています。
管理者は、他のクラスターノードに何を送って、何を送らないか、いちいち心配しなくてもよい訳です。これは管理者としてとても気が楽になります。
一般的なユーザーであれば、WinCluster Liteのインストールは、ほんの15分もあれば終わります。

WinCluster Liteは、管理者がローカルユーザーに渡るデーターをコントロールする機能を持っています。
リモートDXクラスターノードからは、WinCluster Liteに対してすべてのデーターを受け取らせても、管理者自身にはローカルユーザーに渡すもの、渡さないものを選択してサービスさせる事が出来ます。
また、コマンドとして、ごく基本的で一般的なコマンド形態を備えております。
WinCluster Liteは管理者に、他のDXクラスターノードに対して妨害を与えるようなオプションは持たず、入ってくるデーターには妨害を与えないオプションを備えています。

■システム要件

WinCluster Liteは、マイクロソフトWindowsの下で動作します。
下記の製品で動作チェックをしております。

Windows 95
Windows 98
Windows 98SE
Windows NT4
Windows 2K
Windows XP

WinCluster Liteは、32Bitアプリケーションですので、Windows3.1では動作致しません。
また、評価をしていない他の32BitWindows(例えばWindowsMEなど)でも、恐らく動作するものと思います。
しかし、日本語版のWindowsでは動作致しません。
OSは必ず英語版でなければなりません。

WinCluster Liteを動作させるには、以下の環境が必要です。

・英語版Windowsのインストールされたパソコン
 かなり旧式のパソコンでも動作致します。
 私の環境は、PentiumMMX-200MHz:Memory 98MBでも動作しております。
・800x600ドット以上のモニター
・インターネット接続(ADSLや光接続などの常時接続)
・TNC接続のためのシリアルポート
・Kantronics社製のTNC(KPC-3やKPC-9612など)

WinCluster Liteは、専用のパソコンが必要ではありません。
普段使っているパソコン(Webサーフやメールなどに使っている)のバックグラウンドで動かす事が可能です。
しかし、現実には日本語環境での動作は致しませんので、事実上専用機が必要になります。
しかし、この事は、結果的に不測のトラブルを回避することにもつながりますので、是非古いマシンでも結構ですので、1台ご用意下さい。

もしWinCluster Liteを使って、Telnetでのサービスを行うならば、管理者はWinCluster Liteに接続するためのIPアドレスを公開しなければなりません。
スタティックなIPアドレスが望ましいけれども、ダイナミックなIPアドレスでも何ら問題はありません(私は、ダイナミックIPアドレスです)
現在の日本では、ADSLユーザーが大多数ですので、一般にダイナミックIPアドレスになります。
しかし、これは接続の度にIPアドレスが変わるため、変わった場合には、ユーザーがWinCluster Liteに接続できなくなってしまいます。
それを回避するために、無料のダイナミックDNSサービスが数多くありますので、そちらを利用される事をお勧めします。
簡単に云うと、IPアドレスに変化があったら、その変化をDNSに反映させるシステムです。
これは詳細な説明をインターネットで見つける事も出来ますが、もし更に詳細をお知りになりたい方は、三宅までお問い合わせ下さい。

WinCluster Liteは、いくつかのFirewallソフトウェアの下で評価しておりますので、動作は問題ありません。
しかし、Firewallによっては設定を変える必要が生じる場合も考えられますので、その場合はご相談下さい。

■よくある質問(FAQ)

Q.Kantoronics社製以外のTNCで動作しますか?

動作しません。
Kantoronicsは、HOSTモードとして知られる独特なモードを持っています。
パケット処理の大多数は、パソコン側の負荷を減らすためにTNC側で処理しております。
推奨するTNCとしては、KPC-3、またはその後継機です。
TNC-3はテストしたKantoronics社製TNCの中で、最も大きなバッファを持っていて、同一ポートへの複数説ぞkうがあっても、高速なスループットを実現しています。

Q.Kantoronics社製TNCで、10局以上の同時接続はできますか?

できません。
KantoronicsのHOSTモードは、10局以上をサポートしていません。

Q.何故、KH2Dの他のソフトの様に無料ではないのですか?

フリーソフトとして提供するのは簡単ですし、実際フリーで提供したら、きっと沢山の方が使用するとは思います。
かつて、WinCluster Liteもベーター版の頃、テストしたいと云う人にはフリーで提供しました。
しかし、WinCluster Liteは、それぞれのノード毎にインストールパッケージを作らねばなりません。
このソフトウェアの開発には、他のソフトよりも20%ほどコストがかかります。
もしあなたが、数ドルをこのソフトウェアに払っても構わないと思っているなら、私はあなたのためにインストールパッケージを造って、あなたをサポートします。
あなたが、ソフトウェアの代金を支払っても構わないと思っているという事実は、あなたがそれを得ることによって、あなたの時間も私の時間も、それぞれ無駄にしないことを示します。

Q.WinCluster Liteのデモ版やベーター版はありますか?

ありません。
既にベーター版は終わりました。

Q.問い合わせはどうしたらよいですか?

必要なことはKH2Dに直接問い合わせる事が可能ですが、日本語での対応を希望される場合は、JF1OCQ三宅までメールで問い合わせて下さい。

Q.英語版のWindowsの入手方法を教えて下さい。

大都市の大型パソコンショップでは在庫を持っているところもありますが、一般的に地方では入手が難しいようです。
インターネットでの購入も可能のようですが、数は少ないと思います。
もしお困りの時は、三宅までメールでお問い合わせ下さい。
斡旋可能です。
 

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