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9M6AAC 訪問記 2001年 10月

 

これだから、やっぱりムセンは止められない

JA8VE/JA1JQY 東マレーシアの大型レンタルシャックへ行く! の巻き

JA8VE/9M6VET 斉藤邦夫


無線が許可されないジャカルタに半年、禁断症状がひどくなって、東マレーシアのコタキナバルにあるレンタルシャック「9M6AAC」へ10/10から10/15まで行って来ました。

どこか手ぶらで行けるところはないでしょうか?と独り言を言ったら、たちどころに複数のOM方(一人はこのHPの大家さん)から適切なコメントがあり、決めました。
手続き等必要なことはすべて、「9M6AAC」ホームページ(www.qsl.net/9m6aac)から得ました。
今回、日本からJA1JQY松井さんが参加してくれることになり、半年ぶりの再会と、一緒のExpedition(今回Exp.と言うには一寸おこがましいデス...何しろ全くの手ぶらですから...)となり、無線三昧の日々を満喫しました。



QSLカード出来ました!

レンタルシャック及びHillview Gardens Resortを運営されているのは、9M6MU Alfonsさんと奥様の9W6DU Dorisさんで、とにかく温かいもてなしを受けて感激でした。
申請したコールサインは、9M6JQT(松井さん)と9M6VET(斎藤)で、希望通りになりました。
到着当日、ご夫妻は我々のホームコール入りの旗を用意して歓迎してくれました。



プールとアンテナの写真

何しろ3食・プール・無線付き!ですから、我々種族?にとって、こんな贅沢な環境はありません。プールの向こうはマンゴーの大樹、たわわにマンゴーがなっていました。 
松井さんは泳いでいましたが、私は6mがOpenし過ぎて、泳ぐ暇がありませんでした。



手形とDorisさん松井さん

ここを訪れるゲストは、皆さん粘土に手形を採って記念にするのだそうです。
6mのQSOの途中で「粘土が乾いてしまう!」と言うので、しばしQRTして手形を取りました。
なかなか楽しいセレモニーです。手形作りの後は、記念植樹もしました。



庭でご夫妻とテイータイム


Alfonsさんは、「世界はみな友人」という理念を、少しも気負わずに奥様と共に実現されている素晴らしい方で、ご夫妻とも無類の話好き。無線の話がどこかへ行ってしまうくらい話が弾みました。



シャック内写真:HFステージ

シャックは広い部屋に整然とレイアウトされていて、しかもよく考えられており、Alfonsさんの技術者魂が感じられました。
長時間運用のための、フットスイッチまで用意されてあります。
コンピュータをリアルタイムで使う運用も出来ますし、何よりもHF2式、6m1式がいずれもリニア付きで運用出来ます。
しかも、アンテナも良く、ロケーションも小高い丘の上と云うご夫妻こだわりの場所です。



シャック内写真:50MHzステージ

6mのアンテナは八木がタワー上に2本あり、1本は北向きで固定(動かない)、もう一本は回転可能、無線機はALINCO DX-70 + Henry の2006Aリニアと言う構成でした。
日本とのパスは、多い日は1日に3回開いたこともありました。10/11は連続して約2H安定にopenし、SSBで200局以上とQSO出来ました。


終わりに

9M6AACの実際の場所は、国際空港のあるコタキナバルから車で2時間半、途中標高1000mの山を越えてKeningauという街に着きます。
この街のはずれ、街を一望できる小高い丘の上、約50エーカーと言う広い敷地に、ご自宅、シャック、客室(全部で20人収容可能とのこと)、CQバー、カラオケバー、プール等があります。
日本からは、成田からコタキナバルまでマレーシア航空が週一便飛んでいます。
松井さんはこれを使い、木曜日成田10:30発(MH81)でコタキナバルへ飛び、月曜日朝6:30成田着で戻りました。
私はジャカルタから行きはクアランプール経由、帰りはシンガポール経由で戻りましたが、費用は松井さんのMH日本往復のほうが安いくらいでした。
この直行便を使うと日本からは意外と便利なところなのでお勧めです。

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