This site devoted entirely to Amateur Radio


マーシャル便り


2.マーシャルと言うところ

(マジュロ市内の火炎樹 火炎樹がとても鮮やかに目に映りました。ここはウリガ地区と呼ばれホテルや銀行やスーパーマーケットがあるダウンタウンです。青いシャツを着たElementary Schoolの生徒が写っていますが、学校別に色が違う制服になっています)

マーシャルの正式国名はThe Republic of the Marshall Islands、首都がマジュロ(Majuro)です。
マジュロは首都の名前でもあり環礁(Atoll)の名前でもあります。QTH(場所)は、東経160°E〜172°E、北緯4°N〜14°Nの範囲に位置し散在する約1150の島から成っており、実際には29のAtollと5つの島から成っていて、東側にMajuro Atollを含むRatack(ラタック)列島(BikarMajuroMili etc.OC-29)、西側にKwajalein Atollを含むRalik(ラリック)列島(BikiniEbonJaluitKwajaleinRongerik etc.OC-28)があります。
マジュロからビキニまでは約650Km、エニエトク(Enewetok)までは約1100Kmあります。人口は約6万4千人と言われています。とにかく海域が広いと言うのが間違いない特徴です。

マジュロ

マジュロの最初の印象は、とても大きな環礁だと言うことでした。むろん多くのAtollがそうであるように幅の狭い環状の陸地から出来ていて、道路はAtollに沿って東西に1本通っているだけです。しかし、この道路は全て舗装されています。市街地から離れた所に滑走路が1本あります。ミクロネシアで一番長いと言われる立派な滑走路です。滑走路の両側には雨水が貯められるようになっており市水として利用されています。

(マジュロ環礁 私が適当に書いた絵です。昭和2年に日本海軍が作成したものなど海図もいくつか有るのですが、どうも現在の姿とだいぶん違います。離れている島を順次繋いでいったのだそうです。マジュロの端から端までは道路長で約50Kmと言われています。自分で調べようとしたのですが適当な資料がありませんでした) 

道路は1本のみです。
しかも右側通行、市街地は学校がいくつもありその前には例外なくバンプがあるので車はゆっくり走っています。
むろん信号機と言うものはありません。若者が酔っぱらって事故を起こしているとは聞きましたがせっかちな運転は今のところ見たことがありません。百聞は一見に如かずと言いますので、市内のスナップを見て戴きます。

(マジュロ市内1 右側を走っている車はタクシーです。ここのタクシーは橋を越えないダウンタウン側はどこで乗ってどこで降りても1人50セントで相乗り方式です)

(マジュロ市内2 ココナツの木が青い空によく似合っています)

比較的大きな環礁とは言え野菜や果物はとれません。
物資はみんな外部から持ってくるので物価は高いし欲しい物がないですよ、と聞いていたのですが、大きなスーパーマーケットが1つ、定義が難しいのですが中規模?マーケットはいくつかあります。

(RRE みんなアールアールイーと呼んでいるスーパーマーケットです。奥は結構広くて雑貨、食品、野菜、魚等大体何でもあります。やはり冷凍食品の肉や魚が豊富です。でもない物もあって、箱入りのテイッシューを探しましたが「ありません」ということでした)

(G&L この店は繊維製品が主体ですが、プリンターのインクやちょっとした事務用品、キイボードや楽器などもおいています。驚いたことにこのコーナーにアンテナワイヤーや同軸ケーブル、同軸コネクターも売っていました)

一番大きなスーパーマーケットは、「ペイレス」といいマジュロショッピングセンターにあります。ここには、RREになかった箱入りのテイッシユーもありました。ペイレスと言ってもお金は払う必要があります!
ほかにも電気製品を主に売っている店もあり、結構店は沢山あるのですが、どこに何を売っていたかが、なれないうちは(まだそうなのですが)、わからなくなっています。

ここマジュロに入って来ている商品は、缶詰を含む食品関係はグアムやハワイが近いせいか米国から、繊維製品や電気製品はほとんどが中国製です。クーラーは韓国製。このマーシャル通信に載せる地図を書くために多色の色鉛筆を買ったらブラジル製でした。店の人が「中国製のは安いけどやめておけ、こっちが良いよ」と勧めてくれたものです。

まだここへ来て1ヶ月半ですが、探しても今のところ見つかっていないものを紹介しましょう。

(1)スリッパ この地の家は、必ず入り口で履き物を脱いで入ります。床は人口大理石のタイル構造ですので、スリッパが欲しいと探しましたが、今のところ売っているのは見たことがありません。

(2)シーツ ベッドカバーセットは売っていますが、シーツ単独ではないのです。どうやらシーツと言うものは使っていないらしく、「シーツ」と言う言葉も通じません??

(3)間隔80mmのダブルパンチ ここへ来て米国は70mm間隔を使っていると言うことを初めて知りました。

(サッポロ一番 日本でもかってはこのタイプのインスタントラーメンが全盛でした。どこのスーパーにも売っているこのインスタントラーメンは米国製で、包装の印刷は日本と書かれています)

(カッパえびせん 甘味好きのマーシャル人にもこの味は好かれているのでしょうか、結構あちこちで売っているのを目にします。)

(キャラメル 中国か台湾系の経営者でしょうか、小さな店ですが入って見つけた懐かしいキャラメルとドロップです)

なんだかマーシャルの紹介のつもりが、買い物巡りのようになってしまいました。しかし、初めての土地で生活を始める時には、この買い物が結構大切で当面の関心事でしたのでつい書いてしまいました。

(火炎樹の花)

| Back |