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マーシャル便り


1.プロローグ

(鶴間駅の桜 満開の桜に見送られて日本を出発したのが4/8でした)

経緯

インドネシアのジャカルタでシニア海外ボランテイアとして2年間を過ごし、帰国後、即地域の自治会長をやらされ?ておりましたが、「また、どこか遠くへ行きたい!」と言うExpedition病が発病したらしく、H15年度秋募集のJICAシニア海外ボランテイアに応募しました。
ブータンとマーシャルの案件に応募しましたが、TOEICを受け面接を受けた結果「マーシャル」に決まりました。

ご存じの方も多いと思いますが、マーシャルには、3年前にJH1IQC/V73MJ木村OMがシニア海外ボランテイアとして赴任され、通常2年の任期のところ3年間勤務されました。その後任として派遣されることになった次第です。
業務の内容は(JICA用語では指導科目と言われていますが)「電気通信行政」と言うことでした。

  

(JICA本部で木村OMと 3年間の勤務、本当にご苦労様でした)

木村OMの帰国翌日4/5(月)に、新宿のJICAでお会いして引継をすることが出来 、とてもラッキーでした。
このホームページの家主の三宅さんが、以前マジュロの木村OMを訪ねたことがあり、そのご縁で木村OMに紹介して戴きコンタクトもスムースに行き、赴任先の様子もわかり不安なく準備が出来ました。

出発

派遣前14日間の英語の教育も予定通り3/19で終わり、赴任は4/8と決まりました。
出発まで2週間以上ありましたので、日本での諸手続については時間的余裕をもって出来ました。
ここの掲示板で、太平洋路線は乗り継ぎであっても荷物検査の為、鍵は掛けないで預ける必要があるとの情報を得ましたが、事前に航空会社に問い合わせてもらったところ、やはり本当ですとのことで、荷物は荷造り用バインドテーブでバインドして備えました。

(鍵をかけない預け荷物 これならどうしても開けたいときは、また同じ様に梱包してくれるだろう と言うつもりでした。実際には、乗り継ぎでの検査はなかったようです)

航空会社は、コンチネンタル航空(CO)、良かったことは預け荷物が1個32Kgまでを、エコノミーで2個までビジネスクラスで3個まで、ExcessKgあたりでいくらではなく、1個(32Kg以下、3辺の和が158cm以下)US28$(約3100円)と個数単位で安かったことです。ちょうどこの寸法規格に入る段ボール箱も東急ハンズやDoitで売っていました。

4/8成田20:25発のCO964便でグアムへ、約3.5Hでグアムに夜中の(4/9)01:00に到着。乗り継ぎ便は08:20CO956ですので、約7H空港内で待つことになります。
グアム空港のCOのラウンジは03:00からオープンするとのこと、それまで誰も居ない、だだっ広い空港待合室で仮眠しようとしましたが、横になれるイスがないのと、安全上のアナウンスが5〜6カ国語で頻繁にスピーカーから流れて眠ることが出来ませんでした。

(横になれるイスがないグアム空港待合室 イジワル!?でもあった!テーブルが繋がったスペースが!)

(コンチネンタル航空のグアム空港ラウンジ 午前3時にはオープンし、結構な数の乗客が居ました)

空港で8時間の待機を強いられる接続ですが、荷物は直接最後のマジュロまで運んでくれたので助かりました。これが一度グアムで引き取って再チェックインだったら、きっと荷物の梱包もグチャグチャになったことでしょう。

グアム時間(JST+1H)08:20発で、最初に降りたのがChuuk(Truk)(チューク)でした。一度降りると飛び立つのは約1H後になります。こんな調子で、Pohnpei(ポンペイ)−Kosrae(コスラエ)−Kwajalein(クワジェリン)と経由して最後にMajuro(マジュロ)に着きます。

(アイランドホッパーと言うので、小さい飛行機かと思いきやちゃんとしたジェット機でした スチュアーデスのお姉さんもきれいでした!(期待してなかったので?))

(最初に降りたChuuk空港 昔はトラック諸島と言われたところです)

(Pohnpei空港)

(途中で行き会ったダンスチーム 全員ユニフォームに自分の名前が入っていてなかなかおしゃれ。 降りる人が居て乗ってくる人が居て結構入れ替わりが激しい)

(Kosrae空港)

Kosraeの次はKuwajalein環礁ですが、ここは米軍が借り上げている基地になっているため写真撮影は禁止されています。乗り降りは米軍の軍属だけかと思いましたが、近隣の島の人たちがこの空港から結構乗ってきました。

この地区の時差は小刻みでわかりにくいので、自分の為にも整理してみました。

 Tokyo      :JST

 Guam, Thuuk  :JST+1H

 Pohnpei, Kosrae  :JST+2H

 Kwajalein, Majuro JST+3H 

日本からどんどん東へ向かい日本と3Hの時差と言うことは、丁度ロンドンの反対側、日付変更線にくっついている所と言うことになります。

最後のクワジェリン空港から体の大きいアメリカ人が隣の席に乗ってきました。話している内にグアムに常駐しているFAARickyさんと言うことがわかりました。
もう一人のDaveさんと一緒に3ヶ月ごとに各地の空港のナビゲーション機器等の巡回メンテをしているとのことでした。
グアムにあるFAAオフイスの電話番号も教えてくれてグアムへ来たら是非寄ってくれと言われました。

(FAARickyさんと )

グアムを08:20に出発して定刻通り19:05にマジュロに着きました。なんと8H45分かかりました。

受け取った5個の荷物をカートに積み上げてゲートを出ると、大勢の人達が拍手で迎えてくれました。これにはとてもビックリしました。
むろんJICAマジュロオフイスの調整員が迎えに出ますとは聞いていましたが、実はマジュロ在住の青年海外協力隊(JOCV)の人たちも出迎えに参加してくれたのでした。それに私のカウンターパート(受け入れ先責任者)までが部下を連れて出迎えに来てくれていました。

沢山の荷物も、荷台の付いたフォードの車に載せてホテルへチェックインし、夕食前だったので都合の付く隊員の方々とホテルのレストランで一緒に夕食を取ると言う、とてもアットホームなマジュロ第一日目でした。

(マジュロ空港で出迎えて戴いた方々と。 アットホームな出迎えを受けて感激! 来て良かった!)

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