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ジャカルタ通信


首都タクシー事情 (2002-12-21)

ジャカルタには、過当競争とも言うべき沢山のタクシーがあります。
私はジャカルタに住むに当たって、アパートのすぐ近くにホテルがあったことから、自分で運転手付の車を持つことをせず、タクシーで通勤すると決めました。
毎日アパートから3分ほど歩いて、ホテルのロビーからタクシーに乗るのですが、最近ではホテルで待っているタクシーの、ほとんどの運転手に顔と行く先を覚えられているので、ホテルのロビーにたどり着く前に声がかかって、乗せてくれるようになっています。

(ジャカルタでもっとも信頼のあるブルーバードグループのタクシー 黒塗りの日産の車はシルバーバードと言って少し割高。青いのはブルーバードと言って基本料金は3000Rp、邦貨で42円からです)

乗るならこれらの車でないと危ない!、とずいぶん説明を受けたのですが、これまで1年半毎日行きと帰りに乗ったタクシーの中で、変な人は皆無でした。
説明してくれた人達自身が、皆運転手付の車を持っている人達ですから、本当の実体を知らずに言っていたとしか思われません。
しかし、地元の人でもタクシーには気を付けて!と言うので、夜間乗るタクシーは私もなるべくブルーバードグループの車を使っています。

(色々な会社のタクシーがありますが皆メーター付ですし綺麗です)

まだインドネシア語が片言の時から乗っていますので、車の中では簡単な会話を試みるのが一種の楽しみになっていました。
会話は簡単な「アンダ ダリマナ?(あなた どこの出身?)」「奥さんもそう?」そう同じ田舎ね!いいねえ。とか、子供は何人? そう3人ね。男?女?「女2人男1人!」この辺までくると、上は学校の何年生で、ジャカルタは学校が高いので困る・・・と、どんどんしゃべってくれます。
ほとんどわからないのですが、ふむふむ!と適当にあいずちをうつと渋滞の時でも退屈せずに時間が過ごせます。
私が感心するのは、ジャカルタのタクシーの運転手は、ほとんど2人か3人の子持ち、少し年輩の方では4人とか5人と言う人が居ます。
でもほとんど皆男女を取り混ぜて持っています。うらやましい!私は2人とも女の子ですHi!

ある日、4人の子供を持っていて、一番上は男で次は女、男、女と合計4人きちんと2年間隔で居ると言う運転手に出会いました。
ウヒャーそれはピンタール!(利口、頭がいい!ってな意味ですが)、あなたがそうなのか奥さんがそうなのかはわかんないけど、どうしたらそんなにうまく生まれるの?って聞いてみました。
運転手が言うには、「旦那、ナニの後で家内に左向いて寝てもらうと男の子が産まれるし、ナニの後に右を向いて寝ると女の子が産まれるよ!男はどっち向いて寝てもいいんだ!」とのたまいました。
思わずホントー!って言ったら、更に「旦那、試してみてよ!絶対間違いないってば!」でももうトシだし・・・と言うと、「そんなのティダアパアパ(どうってことないよ、適当 の意)、ここには若い子が沢山居るから試してみてよ」って言われてしまいました。
この話を或る日本人の方にしたら、「斎藤さん、それ試そうとしたらあと最低で2年は必要だよ。やはり同じ人で試さないと結果を正しく評価出来ないよ!」と言われてしまいました。
なるほど、そういうことになりますよね。でもそうなったら、きっと私は一生日本へは帰れないことになるでしょうね(笑)。

(これは庶民のタクシーことバジャイです。混合燃料で走り、人間が通れるところならどこでも行ってくれます。その場で方向転換も出来ます。でも外国人の私は乗ると大体(最低)5000Rp、邦貨で70円を払うことになります。だってアップトウユー!などと言われてしまうのです)

 

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