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ジャカルタ通信


雑食動物  (2002-11-21)

ある日曜日、十分朝寝坊してから日本食材スーパーへ買い物に行きました。
総菜コーナーに赤飯のパックがあったので買ってきました。


(スパーで買ってきた赤飯。値段も120円相当です。なかなかおいしいので時々買ってきています)

冷蔵庫に入れると固くなってしまいますので、夕食に食べるつもりで台所に出しておきました。
この日の副食は、中トロのブロックを買ってきましたので、自分で刺身に切って、わさびもチューブ入りですけど用意しました。
これでビンタンビールと言うのは、なかなか豪華な食事なのです。
NHKのTVも2時間先をやっていますが、演歌番組かなんかを見「ながら食事」です。
ビールを飲み終わって食事です。
赤飯は茶碗に移すと洗い物が一つ増えるので、そのまま食べることにしました。
台所へ行くと、既に赤飯パックのところに蟻の偵察隊が3匹ほど居ます。
これらをせん滅して食卓へ運び、スープを温めてサラダを冷蔵庫から出してきて、安上がりですけど豪華?な食事をしました。
ふと赤飯パックを見ると、もう全体の5分の1位しか残っていないのですが、ごま塩にまじって動くものが居ます。
よくよく見ると蟻です。それも残った部分に10匹ほど居るではありませんか!しようがないので、これらを一匹一匹つまみ出して処分して、赤飯は全部平らげました。だって美味しいんですから。
でも考えてみたら、台所で偵察隊をせん滅したと勝手に思いこんでいましたが、実は既に本隊に占拠されていたんです。
それをTVを見ながら食べていたものですから、気がつかなかったと言う次第です。蟻が赤飯全体に均等に食事中?だったとすると、ざっと計算して40匹位は私が食べてしまったことになります。
その後お腹も別段平気でしたし、たぶん完全消化してタンパク質の分子レベルで私の個体に取り込まれてしまった様です。
げに恐ろしきは人間かなと蟻社会の新聞に出ていたのではと思っています。

もう一つ時々部屋に進入してくる小動物にヤモリ(インドネシア語ではcicakチチャック)が居ます。
全立体角の半分が見えるらしく、とてもすばしっこくて、なかなか写真に撮らせてくれません。
本当は接写レンズで取りたいのですが、とてもとても、1.5m位まで近寄るのが精一杯です。


(ヤモリ(Cicak)。やっと撮った貴重な写真です。)

ある朝いつもの通り食パンをトースターへ入れてレバーを下げて焼き始めました、と!トースターの中からこのヤモリが1匹ぴょーんと飛び出してきて大慌てで逃げて行きました。
これには私もいささかびっくりしましたが、向こうはもっとびっくりしたことでしょう。危なくヤモリの黒焼きができるところだったんですから。
台所には、パンくずも落ちていないようにいつも綺麗にしていたのですが、トースターの中の掃除まではやっていませんでした。
それからは時々トースターの掃除をするようになりましたが、ヤモリも相当にびっくりしたのか、その後の訪問は無いようです。

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