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ジャカルタ通信


ところ変われば(2)  (2002-11-21)

(1)ゴキブリ

私の住んで居るアパートではあまりゴキブリは見かけないのですが、ある日帰宅すると寝室の床の上にゴキブリが1匹ひっくり返っていました。
蚊用のスプレーをシューッとかけて、そのうち片づけ様と思って、翌日帰ってくるとなんと、「居ない!」のです。

(床の上にひっくり返っているゴキブリ−その1)

どうして居なくなったのかを考えて見るに、眠いので寝ていた?スプレーは効かなかった?かえってスプレーで元気になった?などなどですが、やはり??です。


(別な日にまた見つけたひっくり返っているゴキブリ−その2)


今度は、生きているのか死んで居るのかつついてみると、「くすぐったいなあー」とばかりにもぞもぞ動いています。
死んでいないことだけははっきりしました。
申し訳ないのですが、ビニールの袋にとってぐにゅーと昇天です。
どうやら、ここにいるゴキブリは、日本のと違ってのんびり歩くようです。
でもなぜ部屋の中央まで来てひっくり返って居るのかは、今もってわかりません。あまり暑いので、体を冷やしながら寝ていた?のが案外正解だったかもしれません。
最近赴任してきた方にこの話をしましたら、「ここのゴキブリは日本語が読める!」と言うのです。
日本のポテトチップの袋を、未だ開けずに台所においておいたら、ちゃんとその周りにゴキブリが3匹ほど来て開けてくれるのを待っている、と言うのです。
今度私の部屋でひっくり返っているのを見つけたら、起こして餌でもやってみようと思っています? 

(2)水事情

日本では、水と安全がただと誰かが書いていましたが、インドネシア全土どこでも水道の水は飲めません。
水道の水なのか、井戸水なのかわかりませんが、どっちでも飲めません。
なぜ飲めないのと聞いても誰も答えてくれませんが、地元の人でも飲んではいけないと言います。
では、なにを飲むかと言うと、いわゆるミネラルウオーターです。
ミネラルかどうかは別として、お金を払って買う水です。

(買ってくる水 ペットボトル入り。値段は大体1リッター入り25円位です。一番左は、この容器を利用して毎日私が勤務先へ持って行っている紅茶の冷やしたもの。)

色々なメーカーのものがありますが、味はどちらかというと軟水に近いようで、どれも同じ、あまり美味しくありません。
この生ぬるい水を飲むのはいささか美味しくないので、勤務先へは水筒よろしく、前の晩に紅茶を冷やしてこのペットボトルに入れて持って行っています。
では、炊事の時はどうするかと言うと、もっと大きい特大ペットボトル入りの水を使います。


(デイスペンサーの上に乗っている特大ペットボトル)

こちらの人は、ふつうの水はアイルAirと言い、飲む水はアクアAqua(実は商品名)と言っているようです。
写真の特大ペットボトルは19リッター入りで、約120円位です。
アパートに入居するとき、デイスペンサーなるものが何かわからなくて聞いたものです。
要はこの機械の上に特大ペットボトルを逆さにおいて、下のコックの赤い方からは熱湯、青いコックからは冷水が出てきます。
私は、歯を磨いたり食器を洗ったりは水道水を使っていますが、神経質な日本人は歯を磨いた後はアクアを使っている人もいるようです。
日本へ一時帰国した時は、なんと言っても水道の水が勢いよくでて、そのままなにも気にせず飲んだり炊事に使ったり出来ることに感激したものです。

(3)名前

名字と名前があるのは日本人にはふつうのことですが、インドネシアでは名字(姓)が無い人が結構居ます。
土地土地で違うようです。
更にこちらの人は結婚しても名前が変わりません。同じ職場に最近結婚したペアが居るのですが、名前は変わらないので、なにも言わなければ?聞かなければ?名前からは全くわかりません。
やたら長ったらしい名前を持った人も結構居ます。読めないー!難しい!というと、いや通称リアでいいですとか、どうしてそうなるのかと思われるような短縮型が通用しています。
女性では、ノフィNoviさんと言う名前の人は結構多くて、皆November生まれ、アグスAgusさんというのはAgustus8月生まれ、と言うように結構いい加減?に付けている様にも見受けます。
気を付けなくてはならないのは、なにが姓でなにが名前か分かりませんから、航空会社の予約をしても、後で確認すると「ありません」と言われたり、それでは大変と再度予約したりすると、なんとダブルブッキングになっていたりする事があります。
従って、確認するときはSaitoで予約が無いと言われたらKunioで調べてくれ!と言わなければなりません。
時々銀行でお金をおろす時に、私の口座名はSAITO KUNIOとしてあるのですが、銀行の窓口のお嬢さんは「くにおさーん!」と呼び出してくれます。名前で「くにおさん」なんて言ってくれるのは、昔の恋人?くらいなので思わずドキっとしたりしています。(笑)

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